それから期末5日前の日あたしと由良と遼クンは先生の家に向かった。

「ふーん…ここが池内と木下の愛の巣ねえ」

遼クンがマンションを見上げながら言った。

「ちょっっ遼クンっ」

あたしは顔を真っ赤にして遼クンをみた。


「由良可愛い〜早く入ろう」

夏来があたしの頭をくしゃくしゃにして遼クンの手を引く


「遼いこっ」

「おう」

あたしはただ2人の背中をポカーンとみていた。