キッチンに向かうとあたしは目を疑った

「え…」


「おはよう」

ニコニコしながらあたしの前にいたのはお母さんだった

夜はいつも作ってくれるけど朝は苦手だからと言ってあたしが作ってたけど
今あたしの目の前に映ってるのは朝ご飯を作っているお母さんだった


「たまにはこーゆーのもいいかな」
なんて言ってフライパンを片手に持っているお母さんをみると昔を思い出してなんか微笑ましかった。


「はい、テーブル拭いて」
あたしはお母さんからフキンを受け取るとさっさとテーブルを拭きはじめる