ラブサプリ

それに気づいた先生はあたしを面白がっている表情だった


はあ…なんだか先が思いやられるなあ
なんて考えてた。
ついにあたしが自己紹介する番が回ってきた

い、いつもどおりにすればいいんだよ…ね?

あたしは心の中でそう思い。
拳をぎゅっと握り締め
立ち上がった


「木下由良です、所属してる部はブラスバンドです」

「うん、よろしく。木下は楽器何やってるんだ?」
教卓の前に座った先生はまたあたしを面白がっている表情であたしに問いかける


「ふ、フルートです」
そう答えてあたしは席についた。