「また今度やろーな」


そう言って先生は花火を片づける。

「うー」

ガキのように少しいじけるあたしの尖った唇に先生の唇が降りかかる

「これで許してくれ」
舌を出しながらあたしにそう言った。

「せんせーの変態ー」
あたしはパタパタと先生の胸をたたく。


「そろそろ帰るか」

あたしの肩をポンッと叩いて先生は立ち上がった。


「大丈夫。魔法はとけないから。」