ラブサプリ

それから10分ぐらいで海に到着した、その頃に丁度夕日が沈み始めていた。どうやら海は西に面していたらしい

夕日が海に反射して海の色が橙色に染まっていた。

「早く来すぎなくてよかったろ?」
先生はあたしの頭をポンと叩きあたしをみた、先生これがわかって時間を調節してくれたのかな?

やばい…ホント今日めちゃめちゃ嬉しいよっ。夢のよう…あたしはふとシンデレラを思い出した。


もうすぐ魔法が解けそうで少し怖かった。

「どうした?」

少し不安そうな顔をしたあたしに気づいた先生はあたしの目を覗き込む。

「魔法、もうすぐ解けちゃうって思うと怖いなあーって」

「魔法?」

「はい、この休日が終わると魔法が解けてあたしはふつーの生徒に戻るんだなあって」

あたしはゆっくり沈む夕日を眺めながら先生にそう言った。