ラブサプリ

先生が指差した先は雑貨屋さん

「こんなところに何か用ですか?」
あたしは首を傾げて先生をみる。先生は機嫌のよさそうな表情をしていた。

「んー木下が遊びに来るためのとき用の雑貨を買う。」
ニコニコしながらあたしの目を覗き込む、嬉しさ半分と夢のような気分であたしは少しアタフタしてしまった

「いいんですかっ!?…こんなあたしのためにッ」

「お前のためでもあるし、俺のためでもあんの、」
先生はあたしの手を引いて雑貨屋さんに入る。中はシンプルなものから可愛いものまで揃っていた

「すきなの選んでいいぞー」

「先生も一緒に選ぼうっ」
あたしはあまりにも嬉しすぎて人ごみをスルりと先生の手を引き前に進んでいく

「お泊りセットでも買っておいたほうがいいな」

先生の口が少し緩んでいるのに気づいた


「せんせーのへんたーい」

「何でだよ」

ま、、またっ意地悪な笑い方をしてあたしの目を覗き込む。少し動揺したあたしはどんどん前に進んでいく。