ラブサプリ

「よお」
手を振りながらあたし達に声をかけてきたのは長野先生、先生…ヤバくない…?あたしはちらっと先生の表情を伺った

予想通り…


先生はかなり焦っていた

「ふーん…お二人さんかあデート?」
軽いノリであたし達に問いかけてくる

先生はかなり参った様子で"此処から逃げたい"オーラがかなり出ていた


「大丈夫大丈夫っチクったりしないから」

先生の肩を軽くポンと叩く長野先生に少し安心した様子を見せる先生

見つかったのが長野先生でよかったあ…

「バレないようにがんばれよー木下あ。あ、池内お前明日学校終わったら酒つき合え」

「えー」
かなり嫌そうな顔をする先生、そういえばお酒を飲んだ長野先生はハンパないって言ってたっけ?

「あたしの教え子を貰った罰だよ、罰ゲーム」
長野先生は人差し指でビシッと先生を指差す

「…はいわかりました」
肩を竦め先生は諦めて返事する

そして長野先生は
「よしっ」
とか満足げな顔をしてあたし達の前から去っていった