ラブサプリ

そしてあたしの脇に手を挟み込んできた

「わわわっ」
宙に浮いてあたしと先生の目線があった

「まだ時間あるから宿題すっぞ」
眉間のしわが治らない先生はあたしにそう言った

「えー」
あたしは先生が先生っぽく見えた、なんだか不思議な気持ちなんだけどね。

先生が歯を磨き顔を洗った後あたしが水洗い場を借りた。
「歯ブラシどうすればいいですかー?」
あたしはリビングに居る先生に問いかけた

「ホレ」
と飛んできたのはビニールに入った白い歯ブラシ

そこにはホテルの名前がかいてあった
「出張とかで泊まった時に持って帰った奴。結構役に立つよなあ」