私は沙羅

今日は友達の彩香と勇一とみずきとお泊まりかい


沙羅はね・・・勇一が好きなの
彩香はね・・・みずきが好きなの
仲良し四人組は今日はみずきの家にお泊まり

そして今は話し込み中

『明日学校行きたくなぁーい』

いつものように彩香が駄々をこねる
いつもみんなスルーなのに・・・

『休んじゃう?』

と勇一が言い出した

『でもみずきのお母さんになんていうの?』
と私が聞く
みずきのお母さんは普段優しいけど怒ると怖い

するとみずきが口を開いた

『あのさー・・・
制服きて家でるじゃん?
んでかばんの中は財布とケータイと・・・
まぁ色々いれていつもより10個遠い駅で降りてんで遊ぼーぜ』

そのみずきの提案に全員が
『賛成ー』
といった
そして私たちは眠りについた


『朝よー起きなさーい』
というみずきのお母さんの声でみんなリビングに向かった

朝御飯を食べいかにも
『学校行きます』
って感じで家をでた


電車にのり私達がいつも降りる駅を降りず電車にのり続けた
電車のなかでそれぞれ声いろをかえて学校に連絡をする

『もしもし、2年A 組の・・・・・・』
『はい!分かりました。ではお大事に』
まんまと先生たちは騙された

電車のなかで私と彩香はスカートを短くしたり髪の毛を結んだり
そして目的地についた


『今日はパーっと楽しもー』
と勇一の声で動き始めた

雑貨屋や服屋に行ったり四人でプリクラを撮ったり・・・

本当に充実していた・・・

彩香と二人きりになったときだった
『キャッ』
急に後ろから誰かに押さえられた
となりをみると彩香もだった

そのまま私たちは誰もいないとこに連れて行かれた

『誰ですかっ?』

『離してくださいっ』

すると男達は
『うるさいっ』
とナイフを向けてきた

彩香はもう泣いていた

私は最後に電話したのはみずきだっ
そう思いこっそりポケットのなかで通話ボタンを押した

本当にかすかにしか聞こえないみずきと勇一の声が聞こえた

『こんな誰もいないようなお店の間に連れ込んで何がしたいんですか?私達はcherrycandyで買い物中だったんですよ』

できるだけ大きな声で言った
すると男は『黙れ』と言い制服の中に手を入れてきた

『ヤダッ 気持ち悪い』

そう言ったとき

『なにしてんだよ』

と怒声と同時に男が殴られた
上を見ると・・・


殴ったのは勇一だった
みずきは倒れた男をまた殴って逃がしていた

『ゆ・・・勇一・・・怖かった・・・怖かったよ』

そして私は泣き出してしまった
勇一は私を抱きしめて泣き止むのを待っててくれた
隣で彩香とみずきも同じ状態だった

私達が泣き止むと勇一とみずきに怒られた

『俺らから離れんなよ』
『だ・・・だって』
『はぁ・・・』
『ちょっと来て』
そう言われて勇一に手を引っ張られて私と勇一は違うとこに移動した

『はぁ・・・
本当に気をつけてよね
まじ焦ったから』
『だっていきなり後ろから・・・』
まで言うと勇一は私を抱きしめた
えっ・・・
ちょっ
心臓止まりそうなんですけど
一人あたふたしてると

『これだから・・・
あのなぁー沙羅は自分の可愛さ自覚してよね
好きな女があんなことされるの絶えらんねぇから』

『えっ・・・』
勇一の言葉に一瞬夢かと思った
ほっぺを思いっきりつねった
『い・・・いたっ・・・
夢じゃない』

すると勇一はぷっと笑う

『あぁ・・・
俺はずっと沙羅が好きだったんだよ
なぁ・・・
絶対守るからだから・・・その・・・付き合ってくだ・・・さい』

私は泣き出してしまった
言葉がみつからずただ頷いた
すると勇一はギュッとさっきより強く抱きしめてくれた


そのあとみずきと彩香と合流した
二人に付き合いだしたけとを言う
『えっ・・・
まじか・・・
実は俺らも』
とみずきは彩香を向いた

『えー』
と私と勇一は叫んだ

そしてみんなで喜びあった
彩香に
『どっちが告ったの?』
『みずきから
沙羅は?』
『勇一から』
と二人でナイショ話

そのあとはみんなでまたいろんな店を回った
私は勇一と手をつないでみずきと彩香の後ろを歩いた
勇一が少し握る手を強めた
『絶対離さない
沙羅のこと好きだから』
勇一は真っ赤になりながら呟いた
私も真っ赤になりながら
『うん・・・
沙羅も』
『次は二人でこようぜ』
『うん』

といって誰にも見えないようにキスをした