「珍しいな。山下が切れるなんて。」




那月は 多分止めに来たんだろう
那月を見るなり 手を離した山下君



自分の席に座る




那月は山下君から野ノ瀬君に視線を移す
冷静な顔して




那月は私を引き寄せ




「野ノ瀬。 由菜は俺のだ。手を出すな!」




さっきの聞こえてたんだ
そりゃーそうか 叫んでたし




また心配掛けたかな~?
下から覗きこむと クスッと笑って 私の耳元で



”キスして欲しそうな顔してる”




「ちが!・・」



顔を真っ赤にした