中2の冬…

12月に突入して寒さがどっと
出始めた頃…

一人の男の子が転校してきた。

私は、その頃からもう、
姫羅というものをやっていて
いじめられることもなく
姫羅ということもばれもせず

普通に過ごしていた。

たまたま、隣の席に

転校生がすわることになった。


『よろしくね?』

わお…喋りかけてきた。


沙羅『よろしくね。私、沙羅
あんたは?』

『僕?今自己紹介したじゃん。』

沙羅『ごめん、聞いてなかった。』

『あほ。僕、石井 剛 (イシイ ゴウ)
剛って呼んでよ。』


沙羅『んじゃあ、うちの事は
沙羅って呼んで?』


剛『うん、わかったよ。』



それからだった…


悲劇の始まりは。