「あ、そうだ。今日、暇?」 「うん、暇だよ」 どうせ、佳祐は他の子と帰るだろうしね。 「だったらこの間、駅前にできたカフェ行かない?ケーキ奢るよ!」 「え!行く行く!」 あそこのカフェのケーキ、美味しいんだよね! 「じゃ、放課後ね」 「うん」 あれ、なんか視線を感じる。 けど後ろを振り向いても誰もいない。 すると先生が 「授業始めるぞー」 と、言いながら教室に入ってきた。 まぁ、気のせいだよね?