ツサラ=ククル
【Tsushara = Kukul】

1.文献では通称『仙鳥』となっている。
一般に体長は110~130cm。2本の尾羽は驚くほど長く、その尾羽を含めると全長は280cm程にもなる。
翼を広げると、全翼長は300cmを超える。
希に体長500cmを超える大型個体も存在するといわれるが、真実は定かではない。

2.全身は美しく耀く翡翠色で、胸部は燃えるような紅色をしている。
自慢の2本の尾羽は、表羽は全長と同じく翡翠色。内羽は純清白色である。
黄色い嘴(くちばし)は短いが非常に硬い。

3.棲息地は、未知なる孤島の深い森だと言われているが、目撃者が僅少な為に詳細は不明。
または深い森の、更に奥の洞穴に棲息している、という学説(仮説)もある。

4.ツサラ=ククルが仙鳥と称される理由は、600余年ともいわれる長寿命、人語を理解し扱う高い知能、翼を人の手のように器用に扱える、という伝承からである。

5.『皇鳳』と呼ばれる雄の巨鳥を最高位に皇国制を形成し、司祭や騎士などに似た称号や階級も存在するという…。