君のイナイ季節

さすがに5月下旬になると。

日も長くなって、クラブで遅くなっても、一人で帰る事が怖くなかった。

今日はかれんが用事で帰ってしまったので私が部長代行でクラブ活動をしていた。



学校を出たのが7時前。

辺りは少し暗くなっていた。



異変に気がついたのは。

学校と駅のちょうど真ん中くらいの距離。

私は少し歩くスピードを上げた。