君のイナイ季節

「少し早いけど、帰ろう」

午後2時を過ぎて、拓海くんはそう言った。

その言葉に頷く。

名残惜しいけど。

また一緒に来て、のんびりと海を眺めていたいな。

贅沢な時間をありがとう、拓海くん。