お通夜には。


サーキットでの拓海くんの知り合いも多数来ていて。



この前、一緒に食事をした光くんはずっと泣いていた。



総一さんが光くんをなだめていたけど。



「お前、一緒に世界でバトルしようって言ってたのに!!」



光くんは悔しさのあまり、自分の膝を叩いていた。



そう。



世界を目指していたんだ。



それももう。



叶わない