帰り。

光くんは近辺のホテルに泊まるという事なので私達は2人で駅に向かっていた。

「真由!」

いきなり拓海くんは私の腕を掴むと建物に隠れる。

「どうしたの?」

小さい声で私は聞くと

「あれ、能勢先生」



見ると能勢先生と…

体育の堺先生!!

「後を付けてみようっか?」

拓海くんが悪戯っ子のように笑った。