君のイナイ季節

私は電話を切ってから少し罪悪感を覚えた。

よく考えたら拓海くんと付き合ってからは、クラスも離れた事もあるけど、かれんといる時間がかなり少なくなってしまった。

もう一度、かれんに電話をかける。

心臓はドキドキしていて、久々に緊張していた。

「どうしたの?」

すぐにかけ直したから、かれんの少し心配そうな声が聞こえた。

「ごめん!」

「どうしたの?」

「私、拓海くんと付き合ってから、あんまりかれんと話してなかった」

そう言いながら、泣きそうになった。

本当にごめん。

「いや〜ね〜」

かれんは電話の向こうで大笑いをして

「そんな事、気にしてたの?気にしなくていいよ!」

かれんの屈託ない笑い声に私はホッとした。

彼女は、本当に私を支えてくれる友達なんだな。

そう思うと幸せで仕方がなかった。



恋愛も大事だけど、友情も大切にしないと。

ただでさえ、今のクラスでは自分をさらけ出せる友達がいないのに。

自分の本心を言える友達は大事だよね。

もっとかれんを大事にしなくちゃ。