負け犬予備軍の劣等人生

彼とは別れたくない。
私が我慢すればいいんだ。



そうは言っても
私もまだ若い。
尽くしてばかりの
『昭和な女』にはなりきれず、
彼に反論を繰り返しているうちに
彼にも限界がきた。
私が重くなった。
自由になりたくなったらしい。



彼は束縛を
人一倍嫌う人間だった。
私は束縛したつもりはない。
でも文字通り
人一倍自由を求める人。


私のことが負担になったらしい。

丁度彼は仕事を辞めて、
ワーキングホリデーで
ニュージーランドに行く
という目標があった。


ほら、これでしょ? 

『環境の変化』