あっ。10分早く来ちゃった。
「はやっ!急ぎ過ぎだから。」
「あはっ。デート行くっていって楽しめだったから。」
「お前意外に可愛いな。てか、早く行こ。」
「うん。」

「人いっぱい!」
「だな。何する?」
「恋音。照れてるの?」
「え?いやいや(笑)」
「だよ・・・ね?顔赤くなってるどね・・・」
「いくぞ」

「うわっ!マジでこれやんの?」
「アタリまえじゃん!男だろ!」

「あははっ!それ面白いね!」
「ウケるだろ?」
「うける!」


「恋音。逃げても無駄だから。こんな所にいたんだ。その女と」
「姫亜蘭。」
「どうしたの?」
「は?見ればわかるでしょ?兄弟なの。」
見るからに大人な女。早川姫亜蘭。
「兄弟!だからお綺麗なんですね?」
「失礼ね。兄弟だけど親違うから。親離婚してるし、家族じゃない。と言うことは、恋音と婚約してもおかしくないの。」
「あんたとは引きはにしてやるから。」
「恋音。今日は帰るね。」

なぜだろう。モヤモヤする。あのまま二人が一緒だったら・・・