「はぁー」 息を吐くと白いのが出てきた。 でもすぐ消えるから儚いななんて思いながら歩く。 儚いなんて俺がそう思うのはきっと 今日という日に緊張しているからだと思う。 「おはよー、玲央」 そんなことを考えていたら後ろから篤志が走ってきた。 「よっ!」 今日のことは全部、篤志に話している。 「今日だったよな?がんばれよ!」 応援してくれる篤志を横目に瑠瘉のことを考える。