来夜「…ッ…」

「ハル…」

何度ここに来ても慣れない
てゆうか、これがハルなのかも信じられない

来夜「はる…み」


ハルはたくさんの機械に囲まれて
体にはたくさんの管がついている

「来夜?」

来夜は歩いてハルの方までいっていた

来夜「晴海…。」

約一年ぶりの再会がこの姿か…
相当悲しいだろうな

来夜はハルの手をつかんでいた

来夜「晴海。すまねぇ。俺が行っていればッッ…」


私は来夜が何を言っているのかわからなかった

なに?
なんなの?

来夜は何に対して謝ってるの?


そうだ…
謝らなきゃいけないのは私だ

なのに今まで私は来夜にあやまってない

「来夜…」

ッツッ…

来夜は涙を流していた

来夜「ッッ…。悪ぃ。なんか用か?」

私は初めて涙がキレイだと思った
なぜだろう?


「ごめんなさい。」


来夜「は?」


「私が…ハルを守っていれば…。私は守れなかった。ごめん」


私は深く頭を下げた



私はなにもかも守れなかったんだ…


来夜「別に。俺はお前が守れなかったなんて思ってねーよ。むしろ守っただろ」


「へ?」