いつからだろう?本気で笑えなくなったのは

「ねぇっ!!悠介!海斗!どうしよう…。下には…仲間が」

焦っちゃダメ
私は最強の族の総長よ

焦っちゃダメ

そう心に言い聞かせても


悠介「落ち着け!俺が見てくるよ。」

「そんなことしたらっ!悠介が…」

悠介「知らねーのか?俺は最強の副総長なんだぜ」

「でもっ…」

私の心の中には
黒いモヤモヤが生まれた

なんだろ…
悠介を絶対に行かせてはならない

そんな気がした


ギュ

悠介「大丈夫。」


低く、今まで聞いたことのないような声だった

チュ

軽いリップ音を残して彼は部屋を出て行った


海斗「俺も行ってくる。美優はここにいろ」

彼の親友も彼の後を追って部屋から出て行った



私の唇には


彼の唇の温もりしか残っていなかった





ツー



生暖かいものが私の頬を伝ったのは


気づかないことにしておいた