いつからだろう?本気で笑えなくなったのは

私たちは幹部室へ入った

ガララララッ

?「みーゆっ♪」

ギュウウウ

部屋に入ると同時に抱きついてきた

「ちょっと苦し…い…。話せー!」

ボコッ

「ごっめ…。つい手が…」

?「グーで殴るこたぁねーだろ!」

「だって…。悠介が悪いっ!」


出雲悠介(イズモユウスケ)
私の彼氏

昔からずーっと一緒で気づけば好きになっていた

高校入学の時に告白されて付き合うことになった

悠介「ったく…。そんな強かったら俺が守れねーじゃねーか!変われ!総長!」


「やなこった!」

悠介は副総長
ケンカはすごく強い

晴美「はいはい、イチャイチャしないでくれる?」

「ごめんごめん、ハル」

悠介「晴美は彼氏とかいねーのか?そんなにかわいいのに」

ギロッ

私は悠介を睨んだ

悠介「浮気なんかしねーよっ!」

ちょっと慌てている悠介

晴美「彼氏はいるけどねー、なかなか会えないんだ」

晴美は可愛い
くせっ毛の茶髪でぱっちり二重
女の私でもほれる
ケンカもそこそこ強いっていうのが怖いわ…


「遠距離ってことー?」

晴美「そーいうわけじゃないけどさ!」

「ふーん。」

悠介「まぁ、いいだろ!なんだって!さ、メシにしよーぜ!」

「まだ4時だけど?」

悠介「俺が腹減ったんだ!」


アハハハハッ!




本当にこのときは幸せだった
幸せすぎてバカだったんだ


幸せは長くは続かないのに…

本気で笑える仲間に出会えてうぬぼれてたんだ…