拓実side*

バタンッ

桜木美優が去った生徒会室は静まり返った

一番最初に声を発したのは優希だった


優希「なぁ…拓実。やっぱりアイツ、」

拓実「あぁ…。まだ何かあるな」


愛希「怒った顔もかわいかったなぁー♪」

愛希…
相変わらずだな…

来夜「お前は少しだまってろ」



拓実「まぁ、でもお前ら。」

俺はみんなに声をかけた


拓実「アイツはどうしてももう一度俺らと接触しなければならない」


ニヤッ

みんなが笑った

そう…
俺らにはまだ切り札がある

桜木美優と接触するチャンスが


それにしても



なぜ俺はあんなに桜木美優の事が気になるんだ…?
闇虎の総長だからか…


拓実「優。」

優「はい」

拓実「まだアイツを調べ続けろ」

優「もちろんです。総長」


俺の手には桜木美優がつけていた








黒髪のウィッグが握られていた