「うっわ…」



さすがの私でも引いた



ここまでとは…


ザ、不良校って感じ
校門には色んな色のペンキで色んなことが書いてるし、

校舎もパッと見キレイだけどよく見たら絵の具とかで汚されてる



校内はどうなってんだか…


?「ねー、そこの人ー」


私かな…

めんどいからむし

?「ねー、そこの黒髪ロングの女の子ー」

周りには誰もいない

やっぱ私か…
後ろかな

「はい?私ですか?」

振り返るとそこには
茶髪の男がいた


不良校に通ってるならどこかの族にでも入ってるんだろうか…

?「そーそー!どこの子?見たことないんだけど…」


ま、そんなのどーでもいいや


「今日ここに転校してきました!」ニコッ


私の笑顔
嘘の笑顔


?「ふーん。じゃ、何年生なの?」

「二年生です!」

?「ためだね!校長室まで送っていこーか?」


ラッキー♪
実はわかんなかったんだよね


「じゃあ、、お願いします!」


?「全然いいよー♪あとためで!」


「わかった!あ、えーと…」


名前知らない…

?「あ、俺?俺は葛西優希!」


どうやら茶髪クンはカサイユウキというらしい…

「ありがとう!優希くん!」ニコッ

優希「別に…///」

あ、てれてる

我ながら私の笑顔すごいな…

でも所詮、男なんてこういうもんか


それから私はカサイユウキに校長室まで送ってもらった