パアンッ

音と同時に私の頬には激痛がはしった

「ハル…?」

晴海「いいかげんにしなよ?美優。あんた、自分だけが傷ついてると思ってんだろ?」

ものすごい殺気だった
ハルの隣にいた拓実もびっくりしてる

晴海「死ぬだぁ??ふざけたこといってんじゃねーよ。お前が死んだらみんなが助かると思ってんだろ?」

「だって…その通りじゃないっ!私のせいでみんながっ」

晴海「お前のせいで傷つけられると思ってたら私たちはとっくにお前から関わりを絶つし、お前の目の前にはいねーよ」

言葉を失った

晴海「お前に傷つけられても、お前と一緒にいたいからそばにいるし、助けるんだよ」

晴海「悠介くんと海斗くんだって美優を助けられて嬉しいと思ってるよ?2人は美優が死ぬなんて言ったらそれこそ、全力で守ると思うよ?」

ハルの言葉使いが変わって優しい言い方になった

晴海「私や拓実くん、雅竜のみんなだってそう。美優に守られたいし、守りたい。だから、きにしないでまた前みたいに笑おうよ?」

拓実「お前が海に飛び込んだとき、真っ先に助けたのは晴海だぜ?」

「ハル…」

拓実「大丈夫だ、俺がいる」


【大丈夫だ、俺がいる】

それは悠介が死ぬ直前に言ってくれた言葉


「私…、そばにいてもいいの?」


無言で2人は頷いてくれた