美優…
俺の願いはたった1つだ

お前が幸せになること

そのためになら俺はどんなことでもする

愛希「美優ちゃんと出会ってからまだ1ヶ月しかたってないんだよな」

優「その1ヶ月に桜木美優は私たちにとってかけがえのない人になってたんですね」


晴海「あ…れ?今日何日?」

優希「5月10日だけど?」



晴海の顔色が青ざめていく



晴海「みんな!!急いで出かけるよ!!」

拓実「はぁ!?」


何かを急に決心したように晴海は立ち上がった


来夜「どこ行くんだよ!?」

晴海「忘れてた…。今日だけは美優に100%会えるわ!」


優希「どーいうことだよ?」

晴海「今日は…。美優の彼氏の命日よ!」


5月10日


そうだ!!!
5月10日だ!


拓実「行くぞ!晴海、案内しろ!」


晴海「任せて!!」


拓実「お前らは来るな」

俺は立ち上がろうとしていたみんなに言った

自分でもなぜそう言ったかはわからない
でもそれを納得したのか


愛希「連れてこいよ、総長♪」

送りだしてくれた

拓実「あたりまえだ」


俺たちは学校を飛び出し墓へダッシュした