1ヶ月後


拓実side*


拓実「くそっ、今日も見つかんねーのかよ!!!」


愛希「落ち着けよ、拓実!!」


俺は最後に美優に会ったあの日からずっと美優を探し続けている


しかし一向に見つからない


拓実「くそっ…。」


俺の中で美優は大きな存在となっていた


晴海「ねぇ、家は?」

優希「とっくに調べたが、売り払われてたよ」


美優は1人暮らしだった
それも超高級マンションの最上階


来夜「どこにいるんだよ…」


拓実「美優は…」


美優は俺たちを何かに巻き込みたくなかったんだろう…


拓実「美優…」


優「総長は桜木美優の事好きなんですね」


拓実「はっ!?」


優希「なに、驚いてんだよ総長。」

愛希「みんな気づいてるぜー」


俺が…
美優の事が好き…?



拓実「いや、ありえねー。そんなこといいから探せ!」


優希「ったく…」

愛希「まぁじきに気づくよ♪」


そんな優希と愛希の会話は俺の耳には届いていなかった