愛希「それにしても晴海ちゃんかわいーねー♪美優ちゃんとまた違ったかわいさだねー♪」

晴海「そうですか?ありがとう」

出た、愛希の女たらし
晴海も顔を真っ赤にして照れてる

愛希「よかったら今度遊び」

来夜「晴海は俺のだ」

愛希「わぁったよ、こえーなぁ、」

愛希は残念そう


そのとき





「ちょっと、ハル?何してんの?あんた」


殺気だった声が屋上に響いた


ないドアの方を見ると、黒色のウイッグに黒の目。

晴海「美優…」

桜木美優がいた


「ハル、あんたほんと変わんないね。おせっかいな所」ニコッ


顔では笑っていても美優は激怒していた


晴海「だって、美優…」

屋上にいる俺たちは言葉をはっせない


晴海「私にだって笑顔見せてくれないじゃない!私が目覚めてから一回も…」


「そんな事ないよ?ニコッ。ほら、笑えてるじゃない」

その時、俺はこれほどまでに不気味な美優は見たことないと思った


晴海「悠介くんも海斗くんもそんなこと望んでない。もっと心からの笑顔が」

「そんなことわかってる!!!!!」


晴海の言葉を遮って美優は言った


「わかってる…。このままじゃいけないってこと…」


晴海「じゃあ…」


「もう…ムリなの。元の私には戻れない。」


目に涙を浮かべながら美優は言った
それもとびきりの笑顔で


「ハル。ありがとうね。」


そして美優は屋上から立ち去った



誰1人美優を追いかけもせず、言葉も発さず、その場に呆然と立ち尽くしていた

バタンッ


晴海は膝をつき

晴海「…ッッ…」


静かに泣いた



「もう戻れないの」


そう言った美優の顔が頭から離れない

美優ッッ…



ただ、美優はきっともう俺たちの所へも、晴海の所へも誰のところへも行かない


そう思った