晴海「美優、学校へは行かなくていいの?」

思い切ってきいてみた

「うん…、いいの。」

晴海「私ね、意識不明の間でも耳だけは聞こえてたの。美優、まだ責任感じてるの?」

何も答えない美優

私たちはお互いの顔が見えないように抱き合ったまま話をする

晴海「美優のせいじゃないよ?あれは。あの人もただ美優が心配なだけで」

「わかってる!!!」

急に大声を出す美優

「わかってる…けど…、私のせいなの。私が総長なんかやってるから…、みんなが…」

グイッ

私の体から美優を引き離した

晴海「いーい、美優。誰一人あんたを責めた人がいた?誰一人あんたを恨んだ人がいた?」


私は一呼吸おいて続けた

晴海「もう、胸はって生きてよ…。誰1人あんたの責任感じながら生きていく姿なんて見たくないし望んでもいない」


「…。」


私は美優の家から出た


行き先は美優の学校



悔しいけど、私の言葉だけじゃ美優の心は変えられない