目をキラキラさせてるラブちゃんを見て思った。
もしかしたらラブちゃんの言う『お姉さん』てライトのお姉さんって意味じゃなくて、自分より年上のお姉さんって意味だった?


てことはまたしても超勘違い?




こんなの恥ずかしくてライトには口が裂けても言えないよ。
もぅ私ってなんてネガティブなんだろ。



あ、でも…





「イトコなら恋愛対象になる事有り得る……よね?」





お友達の一人が差し出してくれたBOXティッシュを受け取り、涙と鼻水を拭きながらぽつりと呟く。もぅこうなったらトコトン聞いてやるんだから!






「俺とラブが?まっさかぁ。なぁ、俺の事恋愛対象に見える?」






ライトの質問にじーっとチワワみたいに大きい潤んだ可愛いアーモンドアイで見つめてたラブちゃんの回答。









「ないわ。優しくて頭良くてカッコいいけども………タイプじゃないもの。あ、イトコとしては好きよ?」







バッサリ切っておいて一応フォローは入れるんだ………。





その後、ラブちゃんの思いがけない一言が。





「第一私彼氏いますもん。ダーリン一筋よ♪」






タタッと移動したその先には……ライトのお友達の一人が。
さっきの電話で『カズ』と呼んでた人。ライトとは違ったタイプでなんだろ……背は高いんだけどがっちりしてて…ワイルド系?
例えて言うならその彼が【動】ライトが【静】って感じ。




恥ずかしげもなくラブちゃんは彼の腰に手を回しキスをねだる。さすがに彼の方は人前で気が引けるのか、ラブちゃんの耳元で何か囁くと『何で日本てオープンじゃないんだろ』と若干不満顔。






事の次第を見守ってたライトが、やっと口を開く。