「……………ん?」
「あ、目覚めました?」






目を覚ますと見慣れた天井じゃない。あれ?ここ自分の部屋じゃない……声がした方を見ると白衣姿の南ちゃん。最近みるみるうちに細くなったよなぁ、自分に自信出て来たのか。………じゃなくてっ!





「なんで私ここにいるの?」
「覚えてないですよね。気を失ってましたから。一昨日運ばれたんですよ」
「………はい?」






南ちゃんの話によると、私は一昨日無断欠勤したそうで。今まで一度もそういうことなかったし、夜になっても一向に連絡つかないから勤務明けの婦長と南ちゃんが様子見にアパートに来てくれた時にベッドから転げ落ちて意識を失ってる私を発見してくれた……と言う訳らしい。




私そんなに眠ってたの?
そういえばなんだか胃もすっきりしてる……けど。ん?






「あ、まだ起きれませんよ?手術しましたから」
「手術!?」





そういえば体が思うように動かせない。術後の患者さんの気持ちを身を持って体験してる………そーじゃなくてっ!






「私そんなにひどかったの?」
「胃に穴開いてたんです。長い時間我慢してたんですか?腹膜炎併発してるそうですよ」






あぁ~………人に説教してる場合じゃなかったな。自分がなるなんて。






「腹膜炎併発したら一週間じゃ済まないんだからって、その通りですよ。我慢しちゃダメなんです!」
「あれ~?そのセリフ……まさか~」
「いや……まあとにかくですね!」
「いや、反省してる。この忙しい時期に何週間も抜けるなんて…」





人手が足りないのに私の不注意でみんなに迷惑かける結果になっちゃった。




「あの璃乃さん、そういえばライト君のことなんですけど……」






ピクリと体が反応する。痛みがある間も、気を失ってる間見てた夢もライトの事ばかりだった。私を置いてラブちゃんの元に行ってしまう夢…………