「そっか………」
「理由……聞かないの?」
「ライトが決めた事だから……知られたくなくて内緒にしてたんでしょ?聞かないよ」
「ふ~ん……」












それから家に着くまでライトとは一言も喋らなかった。

なんだか二人の間の空気がギクシャクしてる。

だって……そう言うしかないじゃない。
何で黙ってたの?一言相談してくれてもいいじゃない。どこで何をするためのバイトなの?
ほんとは聞きたい。でもそんな詮索されたら腹立つでしょ。ウザったいでしょ。私そんな事で嫌われたくない。只でさえこの先ライトの重荷になる事が怖いから――――――












何日かして段々元の空気を取り戻し何事もなかったように過ごしてた私達だけど………それから数か月後、二人の関係を揺るがす出来事が待っているとは予想もしていなかった―――――――