小さな弟と妹


私は、

自分が側にいたのに、

守れなかったのが、

悔しくて、

悲しくて、

辛くて、

しばらく部屋に篭った。

時折、

もう動かなくなってしまった、

弟を抱きしめた。

また、

私を見てくれないか、

呼んでくれないか、

そう思い、

抱きしめたまま、

眠りについた…