そして、 その日は、 唐突にやってきた。 一人の弟が、 呼吸をするのが、 ままならなくなり、 急いで抱き上げ、 名前を呼びかけ、 お母さんに電話して、 人工呼吸をして、 やだよって、 ずっと泣きながら、 謝ってた。 ごめんね。 ごめんね。 ごめんね。 だけど、 君は、 最後に一言、 「 」 声にならない声で、 最後に言って、 星になった。