笑ってください





ふふっと笑った鵜野山先生。


何が面白くて笑ったのか俺には分からない。



「何故だか、知りたい?」



試しているかのように俺に問う。


知りたいか、と聞かれたら俺はそこまで知りたくはない。

ただなんとなく気になっただけだし、知ったとしても今後の俺にはきっと関係ないことだ。


それにただの日焼け防止みたいな感じだろう。


この人顔とか手とか、見えているところはほとんど白い。





「別にそこまで知りたくはないので、やっぱ教えてもらわなくて大丈夫です」

「ふーん。あなた珍しいわね」

「珍しい?」

「だって他の子なら絶対に知りたいと言うはずだもの。なのにあなたはやっぱりいいって断った。これって珍しいでしょう?」




そう、なのか?



まあクラスの奴らには鵜野山先生信者とか、鵜野山先生に抱かれたいとか言ってるのならいるけど。



そんなに断ったことが珍しいのか?






「いいわ、教えてあげる」




そう言って鵜野山先生は服の端を掴み、大胆に長袖を脱いだ。