「俺、は・・・」 たどたどしい口調で、彼は話始めた。 「俺は、お前と会ってから・・・たまにお前を学校で見かけたら、目で追いかけるようになってて・・・・でも、先生もいたし、そういうんじゃないと思ってたけど・・・でも、ふとしたときに、考えるようになってて・・・女だから、あり得ないけど、ほんと、こんなこと、あり得ないんだけど・・・・ でも・・・・・ すき、だ」 はっきり、届いた。 先輩の、声。