(短編)私と先輩の関係





「そんな顔、されたら・・・勘違いするって、言ってんだろ・・・ばか」



手のひらで隠れた口が、小さく呟いた。


その言葉がもし、私だけに向けられているものだとしたら・・・



「だったら、そのままでいいです・・・それ・・・勘違いじゃないと思うので」


「ず、ずるいぞお前、そんなこと言って、どうせその気もないくせに!」


「先輩だって・・・ず、ずるいじゃないですかぁ・・・」



え・・・うそ・・・なんで



涙が・・・・・