「そんな顔、されたら・・・勘違いするって、言ってんだろ・・・ばか」 手のひらで隠れた口が、小さく呟いた。 その言葉がもし、私だけに向けられているものだとしたら・・・ 「だったら、そのままでいいです・・・それ・・・勘違いじゃないと思うので」 「ず、ずるいぞお前、そんなこと言って、どうせその気もないくせに!」 「先輩だって・・・ず、ずるいじゃないですかぁ・・・」 え・・・うそ・・・なんで 涙が・・・・・