ど、ど、どうしよう・・・ 先輩のこんな顔、知らない。 綺麗な顔立ちとは思ってたけど、この距離で見ることなんか、なかったし・・・ 心臓が・・・ 「だめ、だ・・・心臓が、もたない・・・」 先に目を反らしたのは先輩のほうだった。 先輩は両手で顔を覆っているけれど、指の隙間から、赤くなった顔が、僅かに覗いている。 赤いのバレバレです・・・先輩・・・