私と先輩は、昼食を共にする仲になりました。
今は、とても良い天気なので、中庭のベンチに座ってランチタイム中です。
「お前さぁ、同じクラスに友達いねーの?」
「紺野先輩に言われたくないです」
「俺は一人でいいもん」
「そんな寂しいこと言わないでくださいよ。ほら、先生のことも、応援しますから!」
あれから、紺野先輩に聞いたら、山本先生とは付き合ってないと言っていました。
山本先生には、一方的に片想いしているだけだ、と。
では何故身体の関係にあるのか、というのはまだ、聞いていません。
これ以上悲しい顔をする先輩のことは、なんとなく、見ていられませんでした。