「私、用事あるからここで。」
「おっ、わかった。じゃあな!」
蓮は手を振って、別の道を歩き出した。
私も手を振り返しては、しばらく蓮の背中を見つめていた。
適当に歩いてくと近くに公園を見つけたので立ち寄った。
ブランコに腰をかけると、キーッと鈍い音が静かな公園に響いた。
そして、ポタポタと地面に水玉ができた。
「…っ、告白、しとけばよかった。」
蓮に彼女出来たのもショックだったけど、一番ショックだったのは告白せず終わってしまったこと。
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