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「あ………つし………?」
いまだ口を開かない淳。
私はなんだか間が持たなくて彼の名前をよんでみる。
「あのさ、葵はさ、堺が好きなの?」
すごく射るような真剣な眼差しで淳は尋ねた。
いきなりそんなことこんな至近距離で聞かれても………!
私は口をパクパク動かしやっとの思いで声を出した。
「え、それ…どういう「ちゃんと答えろよ…!!」」
「あっ……え……?」
私は手首を壁に押し付けられて身動きがとれない。
「堺なのかよ?
お前、堺のことばっか。
昨日の練習終わりも堺と楽しそうに喋って、
朝、校門でも話して。」
「あ………つし………?」
いまだ口を開かない淳。
私はなんだか間が持たなくて彼の名前をよんでみる。
「あのさ、葵はさ、堺が好きなの?」
すごく射るような真剣な眼差しで淳は尋ねた。
いきなりそんなことこんな至近距離で聞かれても………!
私は口をパクパク動かしやっとの思いで声を出した。
「え、それ…どういう「ちゃんと答えろよ…!!」」
「あっ……え……?」
私は手首を壁に押し付けられて身動きがとれない。
「堺なのかよ?
お前、堺のことばっか。
昨日の練習終わりも堺と楽しそうに喋って、
朝、校門でも話して。」

