絆創膏

「バリバリ聞いてもいいんだけど?」

あぁ。笑ってる。いつもの笑顔だ…。
急に来る安心感に顔が緩む。


「たいしたことないの?」


「おぅ。ただたんに、雨の日が怖いだけ」

怖い?やっぱり、聞いちゃいけなかったんじゃないの?


「意外だね」


「だろ?俺もびっくり。体がどうしても怖がるんだよ」

雨にあたりたくないってこと?


「それに、晴れの方がいいしな」


「それはそうでしょ。雨降ってるよりかは晴れてた方がいいもん」


「だよな〜」


いつの間にか、気まずい空気も消えていつものカラオケへと着いた。