それから、あっという間に時は経って6月の後半になった。

私は、相変わらず研修室にいるけど変わったことがある。

それは、来夢が二日に一回のペースで研修室に来てくれること。それに、夏帆や佐久間先輩もたまに来てくれる。


私は、寝てるけど…。


「おーい。起きろよ〜」

「ん?」


「遊び来たぞ」

やった!今日は、二日連続だ!でも、その気持ちとは逆に聞く。

「昨日も来たじゃん?」
冷たい言葉かもしれないけど、そうしないと思いが隠しきれないんだ。


「暇なんだよ」


「ふーん」


「お前も暇だろ?」

暇だよ?すっごい暇だけど…。素直に言えないんだ。

「寝てるから全然」


「素直じゃねぇな」


「うん。それよりお腹好いた」


「後で、どっか行くか」

「いいね。でも、今ヤバい」


「なんか持ってんかな〜」

って制服のポケットをあさる来夢。


「あった!」


「なになに?」


「ほい。」

私の手に乗せられた物は絆創膏。


「またこれ?てか食べられないし…」