「佐久間さん達も学校にしっかり来るんだね」

二人の顔が一瞬、凍ったみたいだったけどすぐに笑顔になった。なんかいけないことでも聞いたかな?


「今年で卒業だし単位がヤバいからな」


「そうなんだ」


「でも毎日来てるわけじゃねーぞ?」


「弘樹だけな」


「おめぇもだわ」


「てか如月は?」

来夢にいきなり言われてびっくり。

「私は、クラスのみんな気にくわないから」

空気重くしちゃった。
でも本心だし


「クラスのみんな気にくわないから」

なに今の?確かに来夢の口から女の子らしい声が。


「ぎゃはは。来夢、それやめろって」


「似てるだろ?」


「来夢は、声たけぇんだよ」


「そーそ」

サ●エさんのタちゃんちっくな声が..


「…きもい」


「うわぁ、如月ひでぇ」

「でも、元気でた」


「なら良かった」


「じゃあ、俺行くな」


「おぅ。さぼんなよ?」