★夏×冬=春★



ガチャ…

「涼牙君ー?」


リビングには雑誌を読んでいた涼牙君がいた。

「あ?」

「やっぱ眠くなかったんだよねー…ごめんねっ!!」

「まぁ眠くねーけど……。」

「よしっ!!私も涼牙君が寝るまで起きてる!!」


「大丈夫なの…?」

「うん!!それに涼牙君がベッド使って!!」

「は?悪いじゃん」


「私が悪いのっ!!うん!!だから…―はふにゃっーっ?」


私は涼牙君に持ち上げられた。
お姫様だっこで……。



バンッ


涼牙君は両手が塞がっていたので、足で寝室のドアを開けた。