ガチャ… 「涼牙君ー?」 リビングには雑誌を読んでいた涼牙君がいた。 「あ?」 「やっぱ眠くなかったんだよねー…ごめんねっ!!」 「まぁ眠くねーけど……。」 「よしっ!!私も涼牙君が寝るまで起きてる!!」 「大丈夫なの…?」 「うん!!それに涼牙君がベッド使って!!」 「は?悪いじゃん」 「私が悪いのっ!!うん!!だから…―はふにゃっーっ?」 私は涼牙君に持ち上げられた。 お姫様だっこで……。 バンッ 涼牙君は両手が塞がっていたので、足で寝室のドアを開けた。