「いい天気だねぇ。絶好のイベント日和」 「そうですか?暑くて嫌になっちゃう。こんな中で結婚式挙げようとするバカ夫婦の気がしれないわ」 「あはは、綺麗な格好してるのに辛辣だなぁ」 浅田さんはそういつもと同じように笑って、車を走らせ出す。 「それじゃあ、行こうか。そのバカ夫婦の結婚式に」 向かう先は、海沿いに建つ大きなホテルと、その隣の海が一望できるガラスのチャペル。 少し都心からは距離があるけれど、明るい二人らしいいい式場だと思う。 そう、今日は知香と真崎さんの結婚式。