星屑ビーナス




そんな風に準備を進めそろそろ招待状を出そうかと考えていた頃、それはプロポーズをした日から一年が経とうとしていた頃起きた。



その日俺は大阪支社に出張予定で家を出たけれど、会社の都合で出張は翌日からとなり仕方なく一度家に帰った。

彼女驚くだろうな、なんて思いながら帰宅すると玄関には知らない靴。





『…?』





友達でも来ているのだろうか、そう不思議に思いながら家に上がった。

するとそこにあった光景は、見ず知らずの男とベッドでくっついている裸の彼女。





『…ゆ、悠…!?』

『……』





受け止めきれない、現実





『…なんだ、それ』