「私向こうのインテリア系も見てくるわね」
「うん」
「じゃあ俺も一緒に」
店内奥にあるインテリアの並ぶコーナーへ向かうかおりと浅田さんに、私と真崎さんはそのままそこのコーナーに残りプレゼントを選び続ける。
「スタイの柄、ヒヨコとブタどっちがいいですかね?」
「…ヒヨコ?」
「じゃあヒヨコにして…あ、赤ちゃん用の靴下もある」
「おー、小さくて可愛いな」
「本当…なんで小さい靴下ってこんな可愛いんですかねぇ」
手のひらほどの小さな靴下に思わず顔をほころばせる私に、隣では彼が笑う。
「いらっしゃいませー、よろしかったらカゴの方ご利用ください」
「あ、ありがとうございます」
そうしているとやって来たのは若い女性店員。彼女はカゴを手渡しながら笑顔で私たちを見た。



